月別アーカイブ: 2月 2017

「最後まで自宅で過ごしたい」のサポートを通して

平成20年に脳梗塞を発症し左上下肢に麻痺があるIさんは、要介護4の状態であったが娘様と二人で自宅での生活を希望され生活をされていました。

年月とともに徐々に身体機能が低下していく中でもIさんは、

「自宅で最後まで過ごしたい」

と希望され、娘様も、

「具合が悪くなっても、救急車は呼ばないし入院もしない。自宅で最後まで母と一緒に過ごしたい」

と希望されていました。

1回/週の一般状態の観察と嚥下訓練等のリハビリで訪問していましたが、ムセこみがあるため、水分摂取が困難で脱水を繰り返し、訪問診療の主治医と連携し必要時に点滴を施行することで状態が改善することができていました。

しかし、91歳をむかえてから食事や水分を摂取することが困難となり、24時間の持続点滴が開始され2ヶ月後に永眠されました。

Iさんの身体は徐々に弱っていきましたが、その都度、ご家族様に説明することで死が近いことを理解し受け入れることができ、遺影の写真もお早めに準備することができました。

夜間に「点滴が落ちなくなった。」とご家族様からの連絡にも、訪問看護師がすぐに対応することで自宅で二人だけでいることに対する不安を少しは軽減できたのではないかと思います。

死亡が確認された後、訪問看護師がお化粧をしてお別れをした際には、「きれいに化粧していただいてありがとうございます。」と親戚の方々も喜ばれていました。

退院後してから、自宅で最期迎えるその日まで、訪問看護師として関わることでご家族様との信頼関係を深め、ご本人様と娘様の希望をかなえることが出来たのではないかと思います。

Iさん。ご家族様。大変お世話になりました。

訪問看護サービス 前田圭子

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災害訓練へ参加

彦島地区まちづくり協議会が主催する「災害図上訓練」に自治会の役員の皆様と一緒に参加してまいりました。

下関防災安全課の職員の指導のもと、今後自治会へ持ち帰り、自治会で訓練を行なっていくための模範訓練です。

机に広げられた地図に向かって、「トラックなどが通れそうな道路」「救急車両などが入れそうにない道」「避難場所できそうな場所」「地震が起きたら崩れそうな箇所」「自動販売機などや劣化した塀などの倒れてきそうな場所」などなど、指導に沿ってマジックで色を付けたり、シールを貼ったりしながら、普段生活している場所を振り返りました。

今後はこれを自治会で実施します。

自治会長は、「さっそく自治会でやるための話し合いをしよう。先送りしたらできんようになる。」と仰っていました。この積極性を見習います。

アイユウの苑グループホームの周囲には、幸いなことに災害マップに危険個所として挙げられている箇所がありません。

ですが、予想を超えることが起きた時が『災害』です。

イメージ力をフル回転させて、想像の枠を広げ、備えることが大切です。

簡単に最初にできること、それは家族での災害時についての話し合い。

家族の安否に不安を抱えながらの仕事は考えたくありません。

先送りにせず、今日話し合いを我が家ではやります!

グループホーム  江藤 文彦

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『鬼は外!福は内!』

節分の日、職員扮する赤鬼・青鬼に「鬼は外!」と次々と豆が飛んでいきます。始めは控えめに豆をまいていたお上品なご利用者様。

演技に熱が入ってきた鬼、扮する職員に、投げる豆にもだんだんと力が入っていきます。どのご利用者様の顔も、皆、笑顔。

邪気を払い、たくさん笑って、平凡な日常を送りがちなご利用者様にとって、よい刺激になったのではないでしょうか。

“笑い”には、自律神経を活性化し、副交感神経の働きを優位な状態にし、心地よいリラックスした気分にさせてくれる効果があるそうです。

ご利用者様が日常生活の中で、少しでも多くの“笑”が出るように

手助けが出来たらと感じた時間でした。

アイユウの苑グループホーム  西山 祐恵

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