カテゴリー別アーカイブ: グループホーム(彦島田の首町)
いきいきと生活する場面を創出する(グループホーム)
前回に引き続き、今回は洗濯物の場面を。
前回も書きましたが、役割を再び役割を創りだすことは認知症ケアの基本中の基本です。
アイユウの苑グループホームでのキーワードは『100点満点』。
『ご本人が100点満点で終えられる作業が役割となるように支援する』、もしくは『職員がご本人に気付かれないようにさりげなくお手伝いし、ご本人が100点満点で終えられたと思える内容が役割となるように支援する』を念頭に、検討を重ね、実践しています。
洗濯物だと、
・全般的に上手にたためるし、その行為自体も好まれる
・全般的に上手にたためるが、自信を失っている
・上着は上手にたためないけれど、ズボンはたためる
・シャツやズボンは上手にたためないけれど、フェイスタオルはたためる
・全般的に上手にたためないけれど、たたんでいる気分は好まれる
などなど、認知症のために多様な状態がありますが、大切なのは作業を終えた時に「まだまだ自分はできる!」と感じていただくこと。
さらに、職員ができたことを承認し、その承認が当人に伝わることまでできれば、ケアとしてはほとんどのケースで成功です。(せっかく褒める言葉を言っているのに、「ご本人にはっきり聞こえていない」「ご本人が気付いていない」は案外あります。伝わってなければ、その承認や褒める言葉は言っていないこととほとんど変わりません。)
アイユウの苑グループホーム 江藤
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いきいきと生活する場面を創出する(グループホーム)
健康なお年寄りであっても、加齢とともに耳が聞こえにくくなったり、感覚が衰えたり、腰やひざが痛くなったりと身体機能が低下することは自然なこと。そして身体機能が低下すると、どうしても何をするにしても以前より時間がかかるようになります。そうすると自分の役割だったことが、他の誰かが代行してくれるようになり、それが中期・長期的にみると役割の喪失、そして生き甲斐の喪失につながることがあります。
これらは自然なことでもありますが、これだけ高齢化社会が顕著になるなど社会の状況が変わってくると、従来の自然なこと(あたりまえ)を見なおしていくことも必要になってきます。
強制されることなく、しかし誰かから必要とされる存在と実感しながら生活を送ることは、とても大切なことです。
アイユウの苑グループホームでは、ご利用者が多くの場面で活躍できるように支援しています。
今回は調理の場面。
包丁を握り、台所に立つことは身体以外にも好循環をもたらしているようで、会話が弾みます(職員は撮影しているので、会話をしている様子が写りにくいことが残念です。)。
「どうしたらいいかわからない」「これでいいのか不安」、こういった感覚を感じる場面を極力そぎ落とし、「頼られてうれしい」「私もまだまだできる!」こんな感覚を感じながら作業し、気持ちよく終えることができるかどうかが職員の腕のみせどころです!
アイユウの苑グループホーム 管理者 江藤文彦
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敬老の日のお食事(栄養管理・食事サービス部)
9月の第3月曜日は敬老の日。今年は9月17日です。
祝日法では、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日とされています。
アイユウの苑では、松茸ご飯と天麩羅献立でお祝いしました!天麩羅は厨房で揚げた手作りです☆
「お味はいかがでしたか?」の問いに
「松茸ご飯は珍しいね。味付け丁度良く、上手だね。」「今日は特別美味しかったよ。」
「まだ食べれるよ(松茸ご飯のおかわりがほしかった)。」という嬉しいお言葉をいただきました!
利用者様を敬い、日頃からの感謝の気持ちを込めて。
今後も皆様に喜んでいただけるお食事提供に努めて参ります。
栄養管理・食事サービス部 管理栄養士 中井由佳梨・清﨑文華
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地域の夏祭りへ(グループホーム)
8/4、グループホームが所属させていただいている、向井町自治会が主催する夏祭りに参加致しました。
今年も自治会の夏祭り実行委員会に職員が所属し、当日に向けて地域の方と準備して参りました。
当日は職員3名が、多くの(70人くらいはおられたのでは!?)地域住民の方と早朝からの会場設営にも参加しています。
良過ぎるくらいの好天にも恵まれ、17:30~のお祭りも大盛況。
参加されたご利用者の皆様にも楽しい時間となったのではと感じています。
グループホーム 管理者 江藤文彦
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積極的認知症ケア(グループホーム)
当苑では、グループホームで一般的な、家事にご利用者に参加していただき、それを職員がさりげなく支援するケアに加えて、くもん学習療法を筆頭に、積極的に脳を活性化するケアを推進しています。
くもん学習療法のよいところは、ご利用者に合ったレベルで、100点満点のケアが提供できるところです。
例えば調理に参加していただくケアを提供した場合、最初はほぼ100の割合で一人で工程ができていたご利用者も、加齢や病気の進行にともない、できる割合が70、60と減ってきます。その不足分を職員がさりげなく補うのですが、50を下回ってくると、徐々に無理が生じてきます。やがて、「この方には調理は難しくなったから、他に参加していただく、よい内容はないか・・・。」となっていきます。
くもん学習療法では、調理が100の割合でできる状態では高いレベルの教材を使用した学習(楽習)、40の割合でできる状態になったら、その状態で100点満点が取れる教材にレベルを調整した学習(楽習)ができます。
ご利用者に合わせて、職員や学習教材が変わるという視点は、私達のケアそのものに大きく影響を与えています。
アイユウの苑グループホーム 管理者 江藤文彦
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