作成者別アーカイブ: 社会福祉法人松美会 アイユウの苑
地域子育て支援室 OPEN!!(しおかぜの里こども園)
今年の4月から「しおっこくらぶ」がオープンしました。
親子が気軽に集える支援室を目指しています。
はじめましての方が多いですが、子育ての話、お家の話などおしゃべりを楽しんだり、お子さんも年齢に応じた遊びを楽しんだりしています。火曜日・木曜日の10時から活動をしています。
地域の方、子育てをされている方、気軽に遊びに来ませんか?
しおかぜの里こども園 奥山 れいな
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小さな命 〜命の尊さに違いはない〜(訪問看護サービス)
普段の仕事から“命”に係わることが多くあります。命とは尊いものであり、真摯に向き合わないといけないものだと常々感じています。今回は、普段の仕事から少し離れて感じた“命”について感じたことをお伝えします。
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先日、早朝6時に、父から、「猫がおるんよ。どうしようか」と連絡が入る。「家で飼ってやったら」と私。「2匹も家じゃ飼えんが」と返答あり、電話を切った。午後3時、仕事も休みだし、朝の騒動もあって実家が気になり様子を見に行くことにした。玄関を開けると、母が横になり、泣きながらテレビを見ている。「どうしたん。猫は?」と尋ねると涙声で、「もと居ったところに置いてきた」と母。まるで小さな子供のように泣いている。今日は、気温が30度を超えるそうだし、子猫をそのままにしておくのは耐え難く、母が戻したという場所に見に行くことにした。そこは、西山海水浴場の岩場で、草が生えやや日陰になっているところであった。草むらの間から「ミャー」という微かな泣き声が聞こえる。草を掻き分けると、手のひらに乗るほどの小さな子猫がうずくまっていた。あまりの可愛さに、すぐに抱き上げ実家に連れて帰る。お水と牛乳を与えると、おいしそうに一気に飲み干した。朝から飲まず食わずで、とてもひもじかったに違いない。お腹いっぱいになった子猫は、顔いっぱいの大きな目で私を見つめる。「お母さん、大丈夫。うちに連れて帰るけ。」と母に告げ、車に飛乗った。実は、家には2年前に連れてきた犬がいる。ミニチュアダックスフンドの“りゅう(雄)”だ。この子も、前飼い主が緊急に入院し、アパートに1匹でいる所を保護された。前飼い主は、自宅に帰れない状態となったことから、近所の方が犬を引き取るように、息子、娘さんに連絡をしたが、「家じゃ飼えんから殺処分してくれ」と言われたそうだ。その話を聞いた次女が、私に相談。家族会議を開き、「家で引き取ろう」ということになった。
“りゅう”は、可愛がるだろうか。半信半疑で、子猫を連れて帰る。「ワン、ワン、ワン」とけたたましく吠える“りゅう”。「フー」と腰を曲げて怖がる子猫。「やっぱり、だめか」猫と犬を一緒に飼うのは、無理みたいと思った私は、保護猫を里親に出すことにし、ボランティアの方に連絡をした。担当の方がすぐに来てくれ、子猫の写真を撮り、「今から、SNSで里親募集をかけます。とてもかわいいから、すぐに見つかりますよ」と言われた。猫の引き取りもしていただけたのだが、どうにも気になり里親が見つかるまで、自宅で保護することにした。子猫は、とても人懐っこく人を怖がらないことから、「捨てられたんだな」と感じた。子猫と“りゅう”が出会って初日は、お互いが威嚇しあい、「ワンワン」「フー」の繰り返しで、部屋を分けなければならない状態であった。2日目、何となくお互いの泣き声が優しくなり、猫も犬を怖がらなくなった。その晩、目を離した隙に、“りゅう”が子猫のところに行き、寝ている子猫をペロペロとなめては、かわいがる姿が見られた。その日を境に、お互いを受け入れたようで、いつも一緒に行動するようになった。また、家族会議を開き、子猫をどうするか話し合った。「“りゅう”が、かわいがるから、このまま家で飼おうよ」みんなの意見がまとまり、ボランティアの方に連絡。子猫は、晴れて家族の一員となり、“はる”という名前が付けられた。
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今回、たった1匹の猫のために、里親探しにご尽力いただいたボランティアの方には、本当に感謝しかありません。そして、他種動物にも関わらず、子猫を受け入れてくれた“りゅう”にも感謝です。子猫に対して、父親のように優しく接する“りゅう”を見ていると、人間の身勝手さ残酷さを少なからず感じました。もし、子猫が人間の赤ちゃんだったら、簡単に捨てられるはずもありません。子猫も人間の赤ちゃんも同じ命なのに、なぜ人間は簡単に他種動物の命を奪おうとするのでしょうか。自分達の都合で動物を飼い、いらなくなったら処分するという考えが本当に良いのでしょうか。“りゅう”と“はる”のように、お互いを認め合い、慈しみながら生きていける世の中を作ることが、私達、人間に課せられた役目なのではないかと感じました。
訪問看護サービス 管理者 岡田千恵子
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「最後まで自宅で過ごしたい」を支えて(訪問看護サービス)
平成20年に脳梗塞を発症し左上下肢に麻痺があるJさんは、要介護4の状態であったが娘さんと二人で自宅での生活を希望され生活をされていました。自宅が山の上にあり、道路から自宅までは数十段の階段がありましたが、支えられてデイサービスに通所も行かれていました。しかし、年月とともに徐々に身体機能が低下し、要介護5の状態となりデイサービスに行くことが困難となりました。デイサービスでの入浴や娘さんの休息の時間がとれない状態となりましたが、Jさんの「自宅で最後まで過ごしたい」という希望を尊重し、娘さんも「自宅で最後まで母と一緒に過ごしたいから、具合が悪くなっても、救急車は呼ばないし入院もしない。」と言われました。
Jさんと娘さんの想いを第一に考え、訪問診療の主治医やサービスの関係職種と状態に応じて話し合いをし、連携して在宅生活を支援することになりました。
入浴は、娘さんとヘルパーが一緒に自宅のお風呂にいれることになり、訪問看護で一般状態の観察と嚥下訓練等のリハビリ、訪問リハビリで拘縮予防や筋力低下の予防などサービスを利用しながら自宅で生活を送っていました。嚥下機能の低下や脱水傾向で噎せこみが強くなり、食事や水分を摂取することが困難なことがありましたが、訪問診療の主治医と連携し必要時に点滴を施行することで状態が改善することができていました。
しかし、91歳をむかえてから点滴を開始しても状態の改善がみられず、Jさんは徐々に身体が弱っていきました。車椅子で過ごすことが難しくなり、終日ベッド上の生活でポータブルトイレへの移動もできなくなり、介護の負担が大きくなっていきました。介護の負担は大きくなりましたが、娘さんは最後まで自宅で看取りたいとの強い希望がありました。娘さんの希望に沿うようにアイユウの苑訪問看護サービスで作成した看取りのパンフレットを使用し看取りに対しての説明を行いました。そして、徐々に弱っていく状態の変化や死が近いことをその都度家族に説明することで、家族も死が近いことを受け入れ、葬儀社に見学に行かれたり、遺影の写真を選ぶなど早めに準備することができました。また、夜間に「点滴が落ちなくなった」等の家族からの緊急の連絡に訪問看護師がすぐに対応することで自宅で二人だけでいることの不安は軽減されていたようです。
J様は点滴開始から2ヶ月後に家族に見守られながら安らかに永眠されました。死亡が確認された後、訪問看護師がお化粧をしてお別れをしたのですが、「きれいに化粧していただいてありがとうございます」と親戚の方々も喜ばれていました。退院後から自宅で最後までを訪問看護師として関わることで家族様との信頼関係を深め、ご本人様と娘様の希望を少なからず叶えることができたのではないかと感じました。
訪問看護サービス 前田圭子
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しおはまクリーン作戦(地域密着型特養しおはま)
6月3日、塩浜町の清掃活動「クリーン作戦」に参加しました。
塩浜町のゴミ拾いや施設周辺の草取り、溝掃除などを行いました。
塩浜に開設して約4年、地域の方々にはいつもお世話になっています。クリーン作戦は地域の方とも交流できる良い機会です。
これからも地域に根付いた施設になれるように精進してまいります。
地域密着型介護老人福祉施設アイユウの苑しおはま 生活相談員 山本菜生子
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苑外散策を楽しみました♪(アイユウの苑ゆめタウン)
5月30日、ご利用者様と一緒に長府庭園に行ってきました。
庭園内は広く、いろんな所を散策することができ、ご利用者様の表情も明るい様子でした。
季節の花や渓流等を背景に写真撮影も行い、「気持ちがいいね」「また連れて行ってね」等の声もいただきながら、終始和やかな雰囲気で楽しむことができました。
地域密着型介護老人福祉施設アイユウの苑ゆめタウン 生活相談員 河﨑 亮
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