訪問看護を利用されている方は、ほとんどの方が服薬をされています。特に高齢者は、複数の薬を処方されることが多く、飲み忘れがあったり、飲み方が分からなかったりすることがよくあります。私たち看護師は、どうすれば確実に服薬ができ、飲み忘れがなくなるのか常に考え、工夫することに心がけています。
私たちは、こんな工夫をしています。
認知症のAさんは、薬をいつ飲むのか分からず、いつもばらばらに飲んでいました。訪問開始時は、デイサービスとヘルパーを利用していたのですが、内服管理については、なかなか上手くいかず、皆さんの共通の悩みでありました。訪問看護が開始され、週1回、下記方法で薬を配薬することとなりました。一日分づつになっているので、飲み忘れも分かりやすく服薬状況が把握しやすくなりました。また、ご本人様に、「ご飯を食べたら薬を飲む」を繰り返し指導することで、徐々に飲み忘れもなくなりました。
特に、認知症でいつ薬を飲んだのか分からなくなる方には,1日分づつに分けた箱に薬を入れて、いつ飲み忘れているのか、すぐに分かるようにしています。
箱が大きいため、たくさんの薬を入れやすく、取り出しも容易です。箱に貼った字も大きいため、高齢者にはとても見やすいと思います。
私たち看護師は、ご利用者様にとって服薬方法が分かりやすく確実に服用でき、服薬状況を把握できる方法を常に考え実践しています。
訪問看護サービス 管理者 岡田千恵子
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