ある日、いつものようにデイサービスを訪問すると、「なんか、おかしいんです。いつもと違うんです。いつもなら、きちんと歩けるのに、今日は、腕が下がって左側に傾いているし、手に力が入らないようなんです」と報告がありました。バイタル値は安定、会話もスムーズですが、食事中に、左手に持っていたお茶碗を落とし、離(り)握手も若干左のほうが弱い状態。異常を感じた職員さんが、ご家族に連絡し、お迎えをお願いしていたことから、総合病院の脳神経外科に受診するように説明をしました。
次の日、連絡が入り硬膜下血腫にて手術を行うとのこと。普段から関わる職員の観察力の大切さを改めて感じました。
普段から、ご利用者様の様子把握を必死に努めていたからこそ異常を早期に発見できたのだと思い、「気づくことができて本当にすごいな」と素直に感じました。私たちは、毎日そのデイサービスに訪問させて頂いていますが、同じようにご利用者様と向き合えていたでしょうか。少し不安となり落ち込んでいたところ、「看護師さんが来てくれて、本当に心強かった」との管理者さんからのお言葉。職員さんの何気ない一言がとてもうれしく、元気を頂いたとともに、心が少し軽くなりました。
今回、普段からの気づき力と、多職種の連携の強さが、ご利用者様の為になるということを改めて強く感じました。それぞれが専門的な視点、知識、技術をもって連携し、ご利用者様お一人おひとりと真剣に関わることがとっても大切ですね。
訪問看護サービス 管理者 岡田千恵子
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