いきいきと生活する場面を創出する(グループホーム)

健康なお年寄りであっても、加齢とともに耳が聞こえにくくなったり、感覚が衰えたり、腰やひざが痛くなったりと身体機能が低下することは自然なこと。そして身体機能が低下すると、どうしても何をするにしても以前より時間がかかるようになります。そうすると自分の役割だったことが、他の誰かが代行してくれるようになり、それが中期・長期的にみると役割の喪失、そして生き甲斐の喪失につながることがあります。

これらは自然なことでもありますが、これだけ高齢化社会が顕著になるなど社会の状況が変わってくると、従来の自然なこと(あたりまえ)を見なおしていくことも必要になってきます。

強制されることなく、しかし誰かから必要とされる存在と実感しながら生活を送ることは、とても大切なことです。

アイユウの苑グループホームでは、ご利用者が多くの場面で活躍できるように支援しています。

今回は調理の場面。

包丁を握り、台所に立つことは身体以外にも好循環をもたらしているようで、会話が弾みます(職員は撮影しているので、会話をしている様子が写りにくいことが残念です。)。

「どうしたらいいかわからない」「これでいいのか不安」、こういった感覚を感じる場面を極力そぎ落とし、「頼られてうれしい」「私もまだまだできる!」こんな感覚を感じながら作業し、気持ちよく終えることができるかどうかが職員の腕のみせどころです!

アイユウの苑グループホーム  管理者 江藤文彦

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