ホームヘルプサービスの管理者として9か月が経ちました。ホームページもリニューアルし初めての投稿です。何を書こうか悩んだ末、日々の業務で感じていることや質問の多かったこと等、少しだけ役に立つかもしれないことを書くことにしました。
新規契約時に訪問介護等のサービス内容の説明をする際に介護保険でできること、できないことの説明をさせて頂いていますが、皆さん口をそろえて「介護保険料払っているのに、介護保険でできることって少ないのねぇ」と言われます。できなくなったことを補うだけの発想だと、そのように感じてしまいますが、介護保険の仕組みから見ると、介護保険は「共助」にあたります。さらに訪問介護の役割としては、以下のようなことになります。
******************************************
「介護福祉士や訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の居宅を訪問して、入浴、排せつ、食事等の介護や調理、洗濯、掃除等の家事を行うサービスです。
身体介護とは利用者の身体に直接接触して行う介護サービスで、日常生活動作能力(ADL)や意欲の向上のために利用者と共に行う自立支援のためのサービスです。
生活援助とは身体介護以外の介護であって、掃除、洗濯、調理など日常生活上の援助であり、利用者が単身、またはその家族が障害や病気等のために本人若しくは家族が家事を行うことが困難な場合に行われるサービスです。」(「WAM NET」より)
******************************************
当事業所の多くの方が生活援助のサービスを利用されています。生活援助の支援をするにあたっても細かなルールがあります。しかし、ご利用者の多くは、日常生活上の援助以上の援助を求められます。例えば、掃除において、日常生活で使用している部屋(居室、寝室)の掃除は介護保険でできますが、「仏間の掃除もして欲しい」「2階の部屋の掃除をして欲しい」等は、日常生活上の援助以上の援助となる為に介護保険ではできないのです。ちなみに、年末年始等でご家族が帰省される場合も生活援助の支援は原則できないのです。この他にも沢山のルールがありますが、今回はここまでとさせて頂きます。
訪問介護の身体介護や生活援助を利用しながら、住み慣れた地域で暮らされている方も大勢いらっしゃいます。私たちはそのご利用者の生活の一部をお手伝いさせていただいております。ケアマネジャーさんとも一緒に考え、少しでも安心して生活できるように支援させていただきたいと考えております。
ホームヘルプサービス 管理者 永田英一
にほんブログ村の「下関情報」「高齢者福祉・介護」カテゴリーに参加しています。
応援よろしくお願いします!(クリックすると応援ポイントが入ります)
にほんブログ村