チャリティ茶会
9月 14th, 2016 | Posted by in ブログ
茶道 裏千家 淡交会 北九州支部による「チャリティ茶会」です。
今年は、東日本大震災に加えて、熊本・大分の震災復興も祈念しての茶会となりました。
お茶会は、ただお茶をいただくだけでなく、
席主(席を開いた人、ホスト)のメッセージを汲み取ることがとても大切です。
今回の席主様もすばらしい「しつらえ」の数々でした。
お軸は、坐忘斎宗匠の「積善来百福」。
(良いことを積み重ねれば、幸福がたくさんやってくるの意)
チャリティーにもってこいのお言葉ですね。
さらにすごいのが、待合に飾られていた「八朔」です。
芦屋釜で有名な福岡県芦屋地方に伝わる、八朔の節句では
男の子には藁で編んだ馬を飾り、女の子には姫だんごをかざる風習があり
その八朔の馬が飾ってあるのですが、
熊本県の益城町にも有名な「八朔祭り」というお祭りがあり、
芦屋の八朔を飾ることにより、九州の震災でいちばん被害の大きかった
益城町の方々にも思いをよせるチャリティ茶会という趣向に
席主の方のお気持ちが偲ばれる、すばらしいしつらえだと思います。
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 You can leave a response, or trackback.
Leave a Reply
コメントを投稿するにはログインしてください。